language exchange ~日本語助詞の種類
language exchange ~日本語助詞の種類
language exchangeサポート~日本語教授 助詞~
日本語学習で一番大変なのが、この助詞の使い方かもしれません。 助詞は多種多様です。 日本人は知らず知らず使い分けていますが、外国人は一つ一つ覚えているのです。 助詞を教えるときには、動詞等とセットで教えことが多いです。助詞の種類もいろいろありますが、ここでは代表的なものを紹介します。
★『も』
強調・感情付加 誰もいません。 一度も行ったことがありません
おおよその例示 ビールは10本もあれば十分でしょう
同類の事物の提示 父も母も出かけました
★『を』
①動作の対象 本を読む 手を洗う
②動作の起点 家を出る 電車を降りる
★『に』
①存在の場所 店に本がある 池に魚がいる
②動作・作用の時 5時に起きる 3月3日に生まれた
③動作の対象 金魚にえさを与える
④状態の対象 駅に近い 熱に強い
⑤動作の目的 歌手になりたい
⑥動作の原因・理由 借金に苦しむ 恋に悩む
⑦到達点・到着店 駅に着く 家に帰る
⑧変化の結果 病気になった 雪になった
⑨相手
対する相手 友達に相談する
受身の相手 先生にほめられる
使役の相手 娘に掃除させる
★『で』
①動作の場所 海で泳ぐ 店で作る
②数量の限定 3日で完成させる 2人で遊ぶ
③手段 船で行く ナイフで切る
④材料 毛糸で編む 小麦粉で作る
⑤原因・理由 台風で倒れる 事故で死ぬ
⑥動作主 みんなで世話をする 会社で負担する
★『から』
①時や動作、作用の起点 校門は八時半から開く 学校から帰る
②材料 チーズは牛乳から作る
★『より』
①時・動作の起点 開演は10時より。 駅より徒歩10分
②比較の基準 去年より今年の夏は暑い
③限定(用言の打消を後に伴う) 手術するよりほかない
★『へ』
①方向 前へ進む
②相手への働きかけ 先生へ手紙を書く
③目的 海外へ留学する
★『と』
①共同の動作者(と一緒に) 友達と旅行する
②共同の動作者(相対して、面して) 先生と相談する 他校と試合する
③結果 正社員となった
④比較の対象 りんごとバナナはどちらが安い
⑤引用 もうすぐ帰ってくると思う 『早く行こう』と言った
★『の』
①存在 空の星 京都の姉
②所有の主 あなたの机 僕の気持ち
③動作の主 先生の話 母の声
④動作の目的 子供の世話
⑤立場 医者の息子
⑥時 夏の海 夕べの空
⑦数量 一杯の水 2つの絵
⑧位置 机の下 山の上
⑨文中の主語 栗の実のなる季節 髪の長い少女